自然エネルギーでの運用

作成日時
Dec 2, 2022 05:55 AM
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風力と太陽光のハイブリット電力

MORIoTを運用するにあたって、太陽光発電だと曇り・雨・雪の日や夜の間は日照時間の関係上、十分な電力を発電をすることができないため、持続運用という面で課題があった。
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そこで現在、MORIoTを設置している血ケ平は遮蔽物も少なく、海に近いことがから、風も強く吹くため風力発電を導入した。
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風力と太陽光を組み合わせることによって、晴れの日は太陽光で発電し、曇り・雨・雪の日や夜の間は風力で発電することによって、一日中暗転して電力を供給することができるようになると思われる。
 

風力発電が回らない

風力発電を設置して1年。かなりの強風でないとタービンが回らない。故に期待した電力を得ることができなかった。考えられる原因として、山谷風や乱流の影響があると考えられる。実験地は山の斜面にあり、比較的標高の高い場所に風力発電を設置している。しかし、この斜面というのが問題で海からの風が山に跳ね返り、風の方向が乱高下してしまう現象がおきていると思われる(頻繁にタービンの向きが変わってるし。。)。つまり、頻繁に風向が変わることにより、風力に多くのロスが生じている模様。また、風の強さは標高ではなく、地上からの高さが重要とのこと。現在地上からの高さが2.5mとなっており、この地上高の低さも一つの要因となっている。 このプロペラのようなタービンの形状では効率的に風力を取得することができないのかもしれない。
 

全方位対応型風力発電の設置

上記の反省点を踏まえて、2023年8月に全方向からの風を捉えることが可能な型の風力発電装置を改めて二つ設置して検証を行う。それがこちら。
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プロペラ型のタービンが回っていないときでもよく回っている。こちらが最適解か。
今後、風力発電の発電量を測定する装置をつけて検証を進める。