モンスターウルフの検証

作成日時
Nov 2, 2022 03:24 AM
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2018年スーパーモンスターウルフを福井県越前市に導入してみた。こういった機器を導入するというと「どうせ慣れるのではないか」、「こんなものきかない」、「柵で囲った方が良い」と言う人もいるが、それはそれでよいと思う。
「何故効果があるのか/ないのか」「どのくらい効果があるのか」「どうすれば効果が上がるのか」それを明らかにするのが研究者の役割 というのが私のスタンス。
 
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大体以下のような製品。価格は大体30万くら。(2023年時点では50万?)
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1㎞くらいに動物の忌避効果があるとのこと。(Wikipedia)
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いろいろやっていたら研究費だけでは足りなくなってしまったので、前田工繊財団の助成金を申請し、資金を確保。越前市と設置場所を協議、地元の区長さんにも協力してもらって住民向け説明会も実施、ようやく設置okの許可がでる。勝手に置いたらダメ。絶対。
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画像引用:GoogleMap
こんな感じのいわゆる中山間農地。山間にはシカやイノシシ侵入防止のための鉄柵で覆っているが、どこからともなく入ってきて、壊滅的な被害もでたことがあるそう。場所によっては電気柵も設置してある。
つまり、県や市から補助金がでる鉄柵や電気柵等の対策を地域総出で行っているにも関わらず、獣害被害が減らず困っている地域にて実験を実施する。前提条件として、これを忘れては話が進まない。
ここにウルフを設置し、5台のトレイルカメラを設置して動物の出現状況を長期的に見ていく。
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う~ん ウルフ置く前の動物の出現状況をみておけばよかった。
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これを見る限り、少なくとも150m程度の距離、1年間は効果が出たと思われる。ハードウェアもほとんど停止することなくロバストに動作している。
一定の効果はあるような気がしますね。
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